2014年7月28日月曜日

映画を見てきました。

なんか割りと休みの度に映画見てる気がする。
見たいんだから仕方ない。

見てきたのは「思い出のマーニー」「ゴジラ」2本立て。
一言でいうと、「マーニー」は凶悪な『一夏の思い出』系ジュブナイルと家族の再生。
「ゴジラ」はゴジラでした。最強にゴジラでした。
どちらもおすすめです。
追記からはネタバレ全開で。




まずはマーニーから。

主人公アンナのキャラクター造形が凶悪ですよね。
これ思い当たる節のあるひと死にますよ。
同年代の象徴である太っちょ豚こと信子さんが比較的できた人なので余計に。

筋立てそのものはジュブナイルなので、このアンナの変化こそが軸になるわけなのですが……。

それはそうと、アンナとマーニーだけではなくてアンナの周囲の大人に注目したい作品ですよね。
フィルムに描かれていない部分に思いを馳せたくなる作品です。
特に、久子さんとアンナが見たものはけっこうな部分で重なるのではないでしょうか、などと思ったり。


次にゴジラ。

「ハリウッドが『ゴジラ』を作るとこうなるんだ!」という感じ。
まさに本物の『ハリウッド版ゴジラ』。
エメリッヒゴジラは『ゴジラの名を借りたモンスターパニック』だと思いますので……。
「海へ帰っていくゴジラ」で〆たのは素晴らしい。

ところで今回のゴジラって、あまり市街地を破壊せず(出現時の津波で十分すぎる気もしますが……)に敵役のムートーをやっつけるのに終始してるんですよね。
で、街を破壊し人々を襲うのはムートーがやってる。
なんとなく平成ガメラみたいだなあと思ったり。
そういえばムートーさんの顔はギャオスっぽい。

あとですね。
熱線を吐くゴジラのシーケンスが最高なんですよ!
ムートーからカメラがゆっくりゴジラに移っていくんですが、カメラの動きに合わせて尻尾の先から徐々に背びれの発光が頭の方に……
で、既に最初から尻尾の先端は光ってるんですよ。それで、ゴジラファンなら「あ、ついに来るぞ来るぞ」ってわかるっていう。
きぐるみと違ってアグレッシブに動けて熱線を多用しない分、この熱線のフィニッシュブロー的な扱いはしびれましたねえ……!

しかしストーリー的には(ちとダーティながら)ヒーローなのに、残虐ファイトすぎませんかねゴジラさん?
究極神拳(FATALITY)ですよほとんど。

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